【温泉／五色温泉旅館】

こんにちは！

今回はニセコ町地域おこし協力隊【ニセコの冬PRキャンペーン】の一環として、ニセコ五色温泉旅館さんを取材いたしました。ぜひ最後までご覧ください！

（許可を得て他のお客様がいない時に撮影しています）

概要

ニセコ五色温泉旅館さんは、1930年（昭和５年）開業の老舗旅館です。ニセコアンヌプリ（標高1,308m）とイワオヌプリ（標高1,116m）の間、標高750mに位置する山岳温泉で、ニセコ連山の眺望や高山植物の群落などニセコの自然を楽しむ拠点にもなっています。

私達は1月に取材で訪問しました。五色温泉旅館さんまではニセコ駅から冬道を車で30分ほどの距離。旅館は山小屋のような雰囲気で、一帯は硫黄泉特有の香りに包まれています。

泉質・効能

五色温泉旅館さんには、日帰り入浴や食事付き宿泊を行なっている本館と、素泊まり客専用の別館があり、本館は1km程離れた山麓から、別館は敷地内自噴泉から温泉を引いています。それぞれ異なる源泉ですが、泉質としては同じ「酸性・含硫黄-マグネシウム・ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉」です。酸性泉・硫黄泉であるのが主な特徴で、殺菌効果や抹消血液循環の改善などが期待される泉質です。また、五色温泉は適度な標高に位置し豊かな自然に囲まれている事から、滞在する事による転地療養の効能も期待されます。

「五色」の名前には諸説あり、「泉質が５種類以上あるから」や、「硫黄成分の混じり具合によって湯の色が日によって5色に見えるから」などあるそうです。

源泉かけ流し

五色温泉の源泉は、75℃程度の泉温です。五色温泉旅館さんでは、源泉のまま一切加水・加温せず、蛇口から浴槽に出す量を調整する事で温度調整を行なっています。消毒や循環器なども使用してなく、源泉かけ流しの温泉を楽しむ事ができます。なお、一般的に源泉かけ流しの温泉は、お湯が浴槽からあふれていますが、五色温泉は泉質が強く浴場の床を痛めてしまうため、お湯は床にあふれさせず浴槽の隅に流れ込むように設計されています。

浴場

日帰り入浴できる浴場は、「大浴場」と、「からまつの湯」の2種あります。

大浴場

大浴場は広々とした造りで、現代的な温泉の雰囲気があります。

大浴場には、内湯が二つあります。

露天風呂は、冬のためニセコ連邦の景色を楽しむ事はできませんでしたが、雪を眺めながら温泉を楽しむことができました。

落雪注意の看板より先は行けないようになっていました。

からまつの湯

からまつの湯は、木の壁や梁、柱の造りで、湯治場の雰囲気を残しています。

内湯からも大きな窓で景色が眺められます。

露天風呂も開放的なつくりで、夏期は絶景を楽しめます。

休憩所

五色温泉旅館には、休憩所もあり、入浴後はゆっくり休憩できます。

お菓子も買えるハイテクな自販機もありました！

料金・営業時間

日帰り入浴の料金は、一人当たりで、五歳〜小学生まで500円、中学生以上800円。営業時間は、夏季（5月〜10月）が9:00〜20:00、冬季（11月〜4月）が10:00〜19:00です。（2022.1月時点）。詳しくは五色温泉旅館Webサイトをご参照ください　→ https://goshiki-onsen.com/

なお、私たちは今回ニセコリゾート観光協会さんが販売されている「ニセコ湯めぐりパス」を利用してお得に体験してきました！

※ニセコ湯めぐりパスとは、ニセコ山系エリア内の温泉をお得に楽しめるクーポンです。詳細は次の公式ホームページへ。https://www.niseko-ta.jp/hot-spring-pass/

運営上の苦労ややりがい

代表の佐藤雄治さんにお話を伺いました。苦労している事として、冬の豪雪対応に加えて、亜硫酸ガスが出ている温泉の特性から設備が傷みやすくメンテナンスの頻度が高い事や、加水などせず運営しているため季節による湯量変動への対応などがあると教えていただきました。ただそんな苦労があっても「来られるお客様はみな良いお湯だったと言って帰ってもらえる」「北海道一泉質が良いと思う」と自信を持って語られていたのが印象的で、素晴らしいなと感動しました。

取材を終えて

五色温泉旅館さんの日帰り入浴は、泉質や景色などが素晴らしく、今までも何度も利用させていただいておりました。今回取材させていただき、運営の背景などもお聞きすることができて、さらに好きな温泉になりました。ぜひ今後とも多くの方に、五色温泉でニセコの自然の恵みを楽しんでいただけたらと思います！

- 事業所様情報

「五色温泉旅館」

〒048-1511　北海道虻田郡ニセコ町字510番地

TEL:0136-58-2707　FAX:0136-58-2783

Webサイト：https://goshiki-onsen.com/