【配属先紹介】ニセコ町幼児センター

幼児センターは町立の子育て拠点施設です。幼稚園、保育所、地域子育て支援の3つの機能を併せもち、幼稚園や保育所には、0歳から5歳までの園児が通っています。基本的にクラスは分かれていながらも、幅広い年齢の子どもたちが同じ施設の中にいるので、時間帯や場所に応じで、異年齢の交流も多く、上のクラスの子どもが下のクラスのお世話をしたり、逆に下のクラスの子が上のクラスに影響を受けて、何かが上手になったりと、双方向に刺激の多い環境の中で生活しています。天気に応じてほぼ毎日お散歩があり、町内の様々なところへ歩いて行きます。長いときは往復2キロ近い距離を歩き、舗装された道のほかに、自然の地形を活かした、不安定でのぼりくだりのある道も難なく歩いていきます。夏には泥遊びやプール遊び、冬にはいわゆるパウダースノーの中で、ダイナミックなニセコ流雪遊びも行います。

子育て支援施設は「おひさま」という愛称として親しまれ、就学前の親子が来園し、無料で自由に遊べる保育スペースがあります。季節に合わせて、春は町内の公園散策、夏はプール遊び、冬は雪遊びなどの外遊びも行っています。毎月、「子育て講座」というイベントも開かれており、さまざまな分野の講師のもと、ハンドメイド製作や、ヨガ教室、フットマッサージ教室などを楽しむことができます。また、保護者の方のリフレッシュや通院、冠婚葬祭など、就労以外の目的での、お子さんの一時預かりも行っています。

現在、私は幼児センターの職員として、3歳児クラスで保育補助を担当しています。他の先生方と同じように、保育室で朝子どもたちを迎え、一緒におもちゃで遊んだり、絵本の読み聞かせをしたり、お散歩へ行ったりしています。生活面では、排泄や衣類の着脱などのサポートを行っています。その他、給食やおやつの配膳、午睡(:お昼寝)対応、清掃などが主な一日の業務内容です。毎日、子どもたちの笑顔に癒され、エネルギーを貰い、楽しく過ごしています。私自身も、子を持つ母親として保護者の方のお話に耳を傾けては共感したり、新しく学ぶこともあり、有意義な時間でもあります。

また、現在幼児センターには外国人の家庭のお子さんも数名通っており、その保護者の方の英語対応にもあたっています。子どもの一日の様子や体調の伝達、そして持ち物やイベント等に関する内容、個人面談など、必要に応じて担任の先生と保護者の間で通訳サポートを行っています。