【配属先紹介】ニセコ町役場企画環境課(SDGs担当)

ニセコ町役場 企画環境課は、その名の通り、町役場にある一部署の名前です。「企画」+「環境」をやっている部署ということで、環境に配慮したまちづくりをしているニセコ町ならではの課だなあと思っております。こうした課名は全国でも珍しく、少し調べてみた限りでは、「ゼロ・ウェイスト(ごみゼロ)宣言」で有名な徳島県上勝町、そしてお隣にある北海道黒松内町、そしてニセコ町の3自治体にしか、こうした名称は使われていないのではないでしょうか。


ニセコ町は2014年に「環境モデル都市」、2018年に「SDGs未来都市」の認定を国より受け、環境に配慮した先進的なまちづくりを進めています。


また、「住民参加」と「情報共有」を大切にした住民の自治によるまちづくりを進めており、それは2000年に全国で最初に制定された自治基本条例、「まちづくり基本条例」によって明文化され、現在も大切にされています。


企画環境課には6つの係があります。「経営企画係」「自治創生係」「広報広聴係」「環境モデル都市推進係」「統計調査係」「まちづくり会社準備係」です。

各係が主に担当されている業務については、末尾に記載しております。


上記のように、企画環境課の業務内容は多岐にわたりますが、配属されている協力隊員は、SDGsの推進を主に行っています。SDGsとは「Sustainable Development Goals」の頭文字を取ったもので、日本語訳すると「持続可能な開発目標」です。国連で定められたこの目標は、「貧困に終止符を打ち、持続可能な未来を追求する」「誰一人取り残さない」といった野心的な目標が掲げられており、その達成に向けて全世界が取り組む必要があります。


ニセコ町は先述の通りSDGs未来都市という、このSDGsをまちづくりに取り入れつつ、先進的な取組みを進めていく自治体のひとつに選ばれています。未来のこどもたちに、この素晴らしい自然環境に恵まれたニセコを受け渡すべく、住み続けられ、また住むことが誇りに思えるまちづくりに、町民みんなで取組むために、活動しています。具体的な取組みとしては、広報ニセコへの定期的な掲載の他、町の文化まつりでの展示、また地元の小中高校生に向けた、SDGsやまちづくりに関する授業などの実施によって、町民の皆さんや、これからの未来を担っていただく世代の皆さんに向け、SDGsの理解を深めるお手伝いをしております。

また、昨今はSDGsが学習指導要領にも取り入れられており、その影響もあって、ニセコにSDGsを実地で学ぶ目的で、修学旅行で訪れてくださる学生のみなさんも増えております。そうした皆さんに、場合によってはSDGsの説明もしつつ、ニセコ町がSDGsをどのようにまちづくりに取り入れ、また達成に向け取組んでいるのかなどを講話したりもしています。その後、実際に有意義な取組みをされている施設や事業者さんのもとでフィールドワークを行うことで、肌で感じながら体験することができ、SDGsへの理解も進んでいるのでは、と思います。ニセコ町の取組みを町民の皆さんだけでなく外の方々にも広く知っていただくことが、この壮大な目標であるSDGsの達成にもつながっていきますし、SDGs未来都市ニセコ町としてのひとつの役割であると考えています。


他、SDGs未来都市としてのニセコ町の詳細については、下記URLをご参照ください。


企画環境課の各係が主に担当されている業務(町行政組織規則より抜粋、および加筆修正)

経営企画係

・自治体経営、 政策の企画調整及び推進

・まちづくり基本条例の関連

・総合計画の企画調査及び推進

・過疎法の関連

・広域行政の関連

・国際交流の関連

・交通通信体制の総合的整備の関連

・土地利用計画の総合調整の関連

・土地開発公社の関連

自治創生係

・まち・ひと・しごと創生法の関連

・住民自治活動の担い手の確保

・企業誘致の関連

・地域おこし協力隊等の運用

・SDGsの推進

広報広聴係

・広報(観光に関するものを除く)の関連

・広聴の関連

・情報共有化の推進

・住民情報通信(コミュニティ FM)の関連

・町のウェブサイトの管理運営の関連

環境モデル都市推進係

・自然環境保全の関連

・環境モデル都市の推進

・環境基本計画の関連

・環境教育の関連

・地球温暖化対策の関連

・水資源の保全の関連

・地域エネルギーの総合調整の関連

統計調査係

・統計法に基づく諸統計の関連

・国勢調査の関連

・統計資料の収集及び編纂の関連

まちづくり会社準備係

・まちづくり会社の設立準備、および運営(株式会社ニセコまちに出向)