【カヌーツーリング / ニセコアウトドアセンター】

 ニセコ町を流れる清流尻別川。羊蹄山の伏流水が湧き水として流れ込み、夏でも水温が20℃ほどの涼やかな河です。7月中旬のよく晴れた日の午後、阿部、鈴木、加藤の3名でニセココレクション(※1)のカヌーツーリングを体験しに、ニセコ町の曽我地区にあるニセコアウトドアセンター(以下、NOC)を訪問しました。

 今回のカヌーツーリングは、尻別川の下流域の約6kmをゆっくりと下るコースです。今回ガイドとして同行して頂いたのはNOCの代表を務める南さん。九州出身の南さんは、旅先のカナダでカヌーの魅力にはまり、以来ガイド歴25年以上のベテランガイドです。

 岸辺で舟の操作方法と、安全に関するレクチャーの後、いよいよ尻別川に乗り出します。阿部、鈴木の女性2名はカナディアンカヌーに、加藤は1人乗りのカヤックでの3時間弱の川旅が始まりました。

 まずはゆったりとした流れの中で、舟に慣れていきます。パドル1本で、進む、曲がる、止まることができるようになると、子どものときに自転車に初めて乗れたときに感じたような自由な気持ちになります。川の水面には倒木や岩などの障害物がありますが、ガイドの南さんが適切にコースを案内してくれます。案内通りに舟を操作して、流れに乗ってコース取りできたときの気持ちよさ、クセになります。

 家族連れの方向けには、2艘のカヌーを横に連結し、より安定性の高い4人乗りにすることも可能だそうです。家族みんなで力を合わせて漕ぐもよし、小さいお子さんがいる場合は、お父さんとお母さんの2人で漕ぐのもよしです。ちなみにカヌーツーリングは4歳以上のお子さんから参加可能です。

 ニセコで暮らしていても普段、川はあまり身近な存在ではありませんでした。車で道路を走っていて橋の上から見えるくらい。でも、今は、自分の周りをキラキラ光る川面が取り囲み、涼やかな風を感じています。川辺には夏の花や実をつけた木々や野草、カモの親子が水面を飛び立ち、上空ではトンビがゆっくりと舞っています。水面では時々、魚がジャンプした波紋が広がります。時間がゆっくりと流れます。

 後ろを振り返ると左右の均整のとれた羊蹄山が。川の上からしか見ることのできない羊蹄山です。

 途中で岸辺に上陸し、南さんが紅茶を淹れてくれました。南さんは自然の知識がとても豊富です。舟に乗っているときも、さりげなく、川から見える植物や動物のお話をしてくれます。協力隊3人が一番盛り上がったのは、この休憩中に南さんがしてくれた「貝の道」のお話。貝も歩くって、皆さん知ってました?

 休憩後は川幅も広がり更にゆっくりとした流れに乗って、ゴールを目指します。スタート地点とは風景も変わって、目の前には鬱蒼と木々が生い茂る森が迫ります。川の流れと、川の周りの自然と一体になったような心地よさ。このままずーっとカヌーに乗っていたい、ゴールに着くのがもったいない。 

 最後まで安全に、ゆったりとカヌーの旅を楽しむことができました。NOCは50艘以上のカナディアンカヌーを保有し、ニセコ町を流れる清流尻別川でのカヌーツーリングを楽しむことができます。また、カヌーツーリング以外にも、渓流えさ釣りやハイキング、更にはジャムづくりやそば打ち体験などのメニューもあります。ガイドの方々が、皆さんとニセコの自然をそっと近づけてくれます。

※1 ニセココレクションについて

 ニセココレクションとは、ニセコで人気の「アクティビティ」、「体験」、「グルメ」の全36種類の中から、お好きなメニューを3つ選べるお得なクーポンです。詳細は下記のニセコレホームページへ。

◎ニセコアウトドアセンターの情報

住所: 北海道虻田郡ニセコ町曽我138

電話番号: 0136-44-1133

 ニセコ町地域おこし協力隊の今回の体験取材の模様は、Instagram、Facebook、Youtubeでも配信中!動画もありますので、是非ご覧ください。

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