⑥新隊員自己紹介


はじめまして!2024年5月からニセコ町の地域おこし協力隊になりました、太田公佑(おおたこうすけ)と申します。

配属先はニセコ町役場商工観光課です。

商工観光課の仕事は幅広いですが、私はその中でも「国際観光認証会議」の仕事を中心に取り組んでいます。ニセコ町は2023年に観光地の国際認証団体 「グリーン・デスティネーションズ」の審査を受け、シルバーアワードを受賞しました。この認証は、国際的な機関が持続可能な観光に取り組む観光地を評価する仕組みで、今回受賞したシルバー(基準を70%達成)の上にはゴールド(同80%達成)、プラチナ(同90%達成)、GSTCサーティファイド(同100%達成)が続きます。ニセコ町では今後も持続可能な観光に注力し、次回の審査でより上の評価を得られるよう様々な取り組みをしていきます。私はその部分で地域おこし協力隊として携わっていきたいと思います。

まだ来たばかりで分からないことだらけですが、担当業務だけでなく、商工観光課全体の仕事としてニセコ町内の様々な現場にも行き、日々勉強しています。

ニセコ町の先進的な取り組みや地域の魅力を国内外に発信していけるように、配属先業務と、協力隊活動・自立活動に取り組んでいきたいと思います。ニセコ町での暮らしも楽しんで町のいいところも沢山発見したいです。

【経歴】

ニセコ町へ来る前は、甲子園球場の近く、兵庫県西宮市に住んでいました。

大阪の一般企業で経理や総務の仕事をしていましたが、自分の興味のあることや新しいことを学びたいと思い、大学院に入り、二年間を兵庫県の淡路島で過ごしました。そこでは、緑と景観について学びました。草木の名前を覚えたり、日本庭園の造園作業や樹木の剪定もしました。卒業研究では空き家の庭を地域資源として活用するプロジェクトを行いました。その後卒業後の就職を考えていた時にニセコ町での地域おこし協力隊の募集を知り、現在に至ります。

【なぜニセコへ?】

大学院の授業で、持続可能な観光について学ぶ機会がありました。地域資源を掘り起こして磨くプロセスや、そこに住む人にとっても良い影響をもたらすサステナブルツーリズムに興味を持ちました。インターンシップに参加し、この現場で活躍される方々と知り合う機会がありました。そこでニセコ町での取り組みについて教えてもらいました。地域おこし協力隊の募集があると聞き、ニセコ町に住みながら持続可能な観光の仕事ができるいいチャンスだと思い応募しました。また、以前に仕事の関係で1年だけ北海道に住んでいたことがあり、当時、北海道にある村15村全部訪れるという目標を立てていて、留寿都村、真狩村に来た時、ニセコ町にも訪れていました。羊蹄山の見えるこのエリアをドライブしたのが印象的だったのを覚えています。

【ニセコの印象】

以前の印象よりも、羊蹄山の存在感が大きく感じています。ニセコ山系の山々も変化がああって美しいです。ここに暮らしてみることで日々の変化と、一日の中でも見える姿は変化します。出かけてて戻ってくる時も、山が見えてくると「ニセコに帰ってきた」という感覚になります。

あとは、野菜の美味しさです。アスパラガスは絶品でした。あと、ゆり根も普段あまり食べたことはなかったですが、こちらに来てから好きになりました。

畑などの見える風景が変化するのが楽しいです。何もなかったところに畝ができて、植え付けをして、それらの変化に気づけるのも住んでいるからこそできることだと思います。

【自立(3年後)は?】

まだ来たばかりでいろんな方向性が考えられますが、将来的には持続可能な観光のコンサルティングを国内外で実施するような仕事をしたいと思います。そのために、ニセコ町での持続可能な観光の取り組みをよく学び、推進していく仕事を地域おこし協力隊の活動期間にしっかりと経験して将来的な自立に向けた動きにしていきたいと思っています。