【配属先紹介】ニセコビュープラザ直売会

こんにちは、今回はニセコビュープラザ直売会の業務について紹介したいと思います。

ニセコビュープラザは、町内外から多くの人が訪れるニセコの玄関口として親しまれている道の駅です。国道5号線沿いというアクセスの良さもあり、地元の方はもちろん、観光客や札幌方面からの買い物客も多くの人が訪れます。その中でも特に人気を集めているのが「直売会」です。




直売会には、ニセコ町内の農家さん約60件もの会員さんがおり、それぞれが育てた農産物が毎日並びます。店頭に並ぶのは、その時期に収穫されたばかりの新鮮な野菜や果物ばかり。朝には農家さんが次々と納品に訪れ、売場に並んでいる野菜で季節感が表れます。ほんの数日で雰囲気が変わるほど、旬がダイレクトに感じられる場所です。

また、ニセコビュープラザ直売会には、地元のお客様だけでなく、周辺町村や札幌、さらに毎年訪れてくださる遠方のお客様も多く、幅広い層の方が足を運びます。グリーンシーズンの週末や連休には駐車場がいっぱいになるほどで、ニセコの魅力的な野菜を求めてやってくる人たちとの出会いも、この職場の大きな楽しさです。


◆ 業務内容は“地域とつながる”仕事

直売会での業務は多岐にわたります。レジ対応、売場の整理整頓、商品の発送作業、そしてInstagramを活用した情報発信など、日々の業務を通じてお客様と生産者の双方と接する機会があります。レジではお客様と直接やり取りすることも多く、「今日のおすすめは?」「どんな料理に合う?」と質問を受けることもあります。売場の変化や旬の食材が会話のきっかけになることもあり、季節とともに仕事の楽しみも広がっていきます。


◆ 農家さんとの距離が近いからこそ得られる学び

直売会の最大の特徴のひとつは、農家さんとの距離がとても近いことです。毎日顔を合わせる中で自然とコミュニケーションが生まれ、野菜へのこだわりや育て方、今年の出来具合など、生産者だからこそ知るリアルな声を直接聞くことができます。

「朝採れの○○持ってきたよ」

「今年は天候が良くて○○が豊作なんだ」

そんな会話ひとつひとつが、売場づくりやSNS発信の大切なヒントになりますし、生産者の思いを知ることで自分の言葉に説得力が生まれます。



◆ この場所を経て、次のステージに進んだ先輩たちも

現在、地域おこし協力隊として直売会に配属されているのは私1名だけですが、この場所を通して地域とつながり、次のステップへ進んだ先輩たちもいます。

たとえば、移住定住相談員として現在も活躍している奥田さん。

そして、ニセコ町で起業し活躍している「エッジストーン」の石角さん。

お二人ともかつては私と同じくニセコビュープラザ直売会に配属されていました。

今もニセコで暮らし、地域に根ざした活動をされている姿は、私にとって大きな刺激であり、「自分もこの場所で何を生み出せるだろう」と考えるきっかけにもなっています。

直売会は、ただ働くだけの場所ではなく、人との関係性が次の挑戦を後押ししてくれるような、そんな場所でもあります。



◆ 食に興味がある人には理想的な環境

旬の野菜を誰よりも早く知ることができるだけでなく、採れたての農産物を味わえる機会も多く、自然と食への興味や知識が深まります。実際に食べてみて初めて分かる味わいの違いや調理方法の工夫は、お客様へ説明する際にも役に立ちます。

「美味しかったから次も買いに来たよ」と声をかけてもらえることもあり、自分の発信や提案が誰かの食卓につながっている実感が得られる瞬間です。



◆ ニセコの“食”と“人”をつなぐ場所で働くということ

ニセコビュープラザ直売会での仕事は、単なる販売ではありません。地域の生産者とお客様をつなぎ、ニセコの魅力を伝える役割を担っています。四季の変化を野菜を通して感じながら、地域の方々の想いに触れ、食の豊かさを日々実感できる場所。

ここには、ニセコの食、人、暮らし、そして未来につながるヒントが詰まっています。

私はこの直売会で、毎日たくさんの学びと出会いを得ながら働いています。